カサンドラ症候群とは、自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群、社会性の発達障害)のパートナーや家族、同僚などとの関係をうまく構築できず、心身に不調が生じる障害です。(医学的な診断名ではないので、診断基準はありません。)
自閉症スペクトラムの人は対人関係において、相手の気持ちをくみ取ることを苦手とし、自分の言動が相手を傷つける可能性を考えずに、不用意な言動をとることが多くあります。
それを受け止める側は、常にコミュニケーションの不全感を抱き、強いストレスにさらされますが、その状況を他者に理解してもらうことも難しいため、さらに孤独感にさいなまれ、心身に不調が現れると考えられています。
カサンドラ症候群は女性の方がなりやすく、これは、そもそも自閉症スペクトラムの発現が男性に多いためです。
また性格的には、「真面目」「几帳面」「面倒見がよい」「我慢強い」タイプの人がなりやすい傾向があります。
※症状は人によって異なり、多岐にわたります。
カサンドラ症候群は、最も関係が近い人間関係自体が原因となって発現する症状であり、発現の仕方も多岐にわたるので、「こうすれば良くなる」という特効薬のようなものはありません。
また原因を取り除くのも難しい場合がほとんどです。
パートナーや家族との関係が問題となっているため、周囲にも理解されにくく、本人も「私が我慢すればなんとかなる」と抱え込み、症状が悪化していくケースが多くあります。
当院ではこのようなカサンドラ症候群の特性を踏まえ、自律神経に働きかける無痛整体で、まずは全身のバランスを整えていきます。
施術により副交感神経が働くようになると、今まで緊張状態にあった身体が弛緩し、しっかり休めるようになっていきます。
身体が緩みしっかり眠れるようになってやっと、身体は回復していこうとします。
まずは身体を整え楽になること、痛みをとること。
そして、公認心理師の資格も持つ施術者による丁寧なカウンセリングで、体調だけでなく環境的なストレス要因も把握し、ご自宅でできるセルフケアもお伝えすることで、患者様が毎日を少しでも楽に、穏やかに過ごせるようお力になれればと考えています。
上記の症状でお悩みの方は、お一人で悩まずに、ぜひ一度当院にご相談ください。